ライントレードの具体的な手法についてお答えします。ライントレードとは、チャート上に引いたラインをもとにエントリーやエグジットのタイミングを決めるトレード法です。ライントレードには、以下のようなメリットがあります。
- シンプルでわかりやすい
- 高い確率で機能する
- どの時間足でも有効
- どんなトレードスタイルでも適応できる
ライントレードのメリット
- 誰でも実践しやすい
- 高い確率で機能する
- どの時間足チャートでも有効
- どんなトレードスタイルでも有効
ライントレードは誰でも実践しやすいシンプルな手法ながら高い確率で機能するため、プロトレーダーでもほとんどの人が使っています。
チャート画面を見ても横やななめにラインが引かれているのが見て取れます。
ライントレードで使うラインには、主に3種類あります。
- 水平線:価格が上下に動きやすいとされる水平のラインで、サポートラインやレジスタンスラインと呼ばれます。水平線に近づいたときに、反発やブレイクのサインを見ることができます。
- トレンドライン:価格が上昇や下降の方向に動いているときに、安値や高値を結んだ斜めのラインで、トレンドの方向や強さを表します。トレンドラインに沿ってエントリーやエグジットをすることで、トレンドに乗ることができます。
- チャネルライン:トレンドラインを平行移動させたラインで、価格がトレンドラインとチャネルラインの間に収まっているときに、トレンドの範囲や限界を表します。チャネルラインにタッチしたときに、反発やブレイクのサインを見ることができます。
ライントレードの具体的な手法としては、以下のようなものがあります。
- ロールリバーサル:サポートラインやレジスタンスラインが役割を入れ替える現象で、ブレイクした後に再度ラインに戻ってくるときに、エントリーやエグジットのチャンスがあります。例えば、サポートラインをブレイクして下落した後に、サポートラインがレジスタンスラインになって反発する場合があります。このとき、ブレイクしたポイントで売りエントリーをして、反発したポイントで利確することができます。
- ダブルボトム・ダブルトップ:同じ価格帯で2回反発したり2回抵抗したりするパターンで、反転のサインとなります。例えば、下降トレンドの中で、同じ水平線で2回反発して上昇トレンドに転換する場合があります。このとき、反発したポイントで買いエントリーをして、上昇トレンドに乗ることができます。
- トライアングル:価格が上下に振れながら徐々に収束していくパターンで、ブレイクのサインとなります。例えば、上昇トレンドの中で、高値が下がり、安値が上がって三角形を形成する場合があります。このとき、三角形の上側をブレイクしてさらに上昇する可能性が高いです。このとき、ブレイクしたポイントで買いエントリーをして、上昇トレンドに乗ることができます。
FXのライントレードで成功するコツ
ライントレードを実践するにあたり、勝率を少しでも高められるポイントがあります。
以下の6つを意識してトレードに臨んでみてください。
- ラインを引きすぎない
- ラインぎりぎりまで引き付ける
- ラインブレイク後すぐに目線を切り替える
- 上位足の流れに逆らう逆張りは控える
- 最高値・最安値を更新した直後は避ける
- ラインのクロス地点を狙う
これまでよりも格段に勝率が上がり、勝ちを続けられるようになるはずです。
ラインを引きすぎない
まずはラインを引きすぎてしまうのを避けましょう。
ライントレードにおける水平線やトレンドラインは、引こうと思えば何本でも引けます。
それこそ、ローソク足の本数だけ引けてしまうんです。
ただ、何本もラインを引くと、どのラインを根拠としてエントリーと決済をするか判断が難しくなります。
無事エントリー出来ても、すぐに次の線にぶつかってしまい、利確が早すぎる結果に。
これを避けるためにも、水平線とトレンドライン・チャネルラインは多くて3~4本ほどで4時間足と1時間足チャートに引きましょう。
ラインぎりぎりまで引き付ける
ライントレードでは根拠とするラインぎりぎりまで引き付けてからエントリーしましょう。
理想を言えばライン上でエントリーできるのがベストです。
仮に想定とは反対に価格が動いても、損切り幅が狭くなり、損失を最小限に抑えられるからです。
ラインぎりぎりまでエントリーを我慢できるか否かが、勝てるトレーダーとそうじゃないトレーダーの分かれ道と言っても良いでしょう。
ラインのクロス地点を狙う
水平線とトレンドラインを引いたら2本のラインがクロスする地点は絶好のねらい目です。
1本のラインでも意識されやすいところを、意識されやすいラインが2本重なっているので単純計算で2倍効きやすいポイントと言えます。
こういうポイントではいつもよりロットを上げて勝負するトレーダーもいるでしょう。
ライントレードにおけるボーナススポットと言っても良いでしょう。
ラインで反発すると見ていたものの、そのまま反発せずにラインをブレイクしたらすぐに目線を切り替えてブレイク方向へのエントリータイミングを見極めましょう。
大切なのは自分がどう予想していたかではなく、市場の多数決が買いと売りどちらを選んだかです。
ラインをブレイクしたということは多数決でブレイク方向に進むことが決まったということなので、すぐにその流れに乗って稼ぐのが鉄則です。
ライントレードで狙い目のFXチャートパターン
ライントレードを実践する際に、合わせて見つけられると強いエントリー根拠となるチャートパターンを4つご紹介します。
- レジサポ転換(ロールリバーサル)
- ダブルボトム・ダブルトップ
- 三角持ち合い
- 三尊・逆三尊
出現頻度の高いパターンなので、1つずつマスターして勝率を上げていきましょう